ファシリテーション講座

8月12日(日)に第13回未来教育セミナー「霧島プロジェクトin桜島」が国民宿舎レインボー桜島で開かれました。

今回のテーマは「信頼をつくり、人との関わりをより有意義なものにするファシリテーション講座」でした。

ファシリテーターの石川世太氏が、いかに話し合いの場において参加者一人ひとりの可能性を引き出し、有意義な機会にするか、をワークショップなどを通して体感する講座でした。

単なるスキルではなく、いかに深い学びにつなげるかということを重点にワークショップは進行しました。

ファシリテーションの目的は参加者にいかに自己肯定感を持たせるかにあるということです。笑顔の出る、また、反応の良い会議は有益な場になることが多いといわれ、そのためにどうするかが眼目のようです。

メモした内容から
・アイスブレークはスタートなので全身を大きく使ってやる。
・自己紹介も、人前で言えて認めてもらうことに意義がある。
(さまざまな接続語をカードにした「カタルタ」の活用は面白かった)
・笑顔が出ると、参加者は積極的に関わるようになる。
・ちょっと待つ。自分ですべてをコントロールしない。(参加者が補ってくれる)
・準備した問いに対して、参加者に次の問いを考えさせる。(問いの応酬)
・時間はゆったりと、決めた通りに進行しない。(休憩時間に思わぬ会話が弾む)
午後の始めは居眠りタイムでした。ビックリ!

キャッチボールの投げ方、受け取り方で感情や反応が違ってくる。会話も同じ。相手のことをいかに思うかで、相互作用が高まり、モチベーションも上がるということです。

・DoingからBeingへ。
・DiscountからFullvolumeへ。
・YouメッセージからIメッセージへ。
・グループ員を褒める時間。いいことを短くいうパス回し。
・少人数から大人数へ。
・批判ではなく提案。
・話が停滞したら道具を使う。
・椅子の置き方にも工夫
など、ファイシリテーターの極意をいろいろ教えてもらいました。

また、身体を動かすワークショップがいろいろありましたが、そのなかでのことばのやり取りが大事だということでした。

朝10時から17時までの実質6時間でしたが、あっという間の一日でした。