ICTが拓く未来
11月23日(金)に宮崎市民プラザで、都城のNPO法人ドリームサポートの設立記念講演会がありました。
「ICTが拓く未来ークラウド化、ソーシャル化、モバイル化が地域社会にもたらすもの-」と題して佐賀県最高情報統括監の森本登志男氏(ジャストシステム、マイクロソフト社経験)の話がありました。本会員より3名が出会していました。
佐賀県は情報通信技術を利活用した自治体活動を積極的に行っていることで有名です。
教育においてもICTの利活用を、今後の教育を左右する喫緊の課題であるととらえ「先進的ICT利活用教育推進事業」を展開しています。
森本氏はこれまでの企業経験を参考に、その視点や手法を行政にも活かす取り組みをされています。
それらの具体的な事例を紹介しながら、地域活性化のノウハウについていろいろヒントになる話がありました。
活性化に成功している地域には共通点があるとして、以下の項目が明確だと指摘されています。これは他の組織にも共通するでしょう。
★★★
目標:「いつまでに、何を、どうする」という目標値
目的:なぜ、その事業を実施するのか(箇条書き)
戦略:目的値を達成するためになすべきこと
戦術:戦略のひとつひとつをさらに具体的な取り組みとして列挙
資源:事業を遂行するための人とカネを記載
スケジュール:事業を遂行するための詳細なスケジュール
それと何事をやるにしても、やはり「共感」と「ドラマ」は不可欠のようです。そのためには舞台裏を見せることも必要だといわれます。
さらにそれらをSNSを利用して発信することでさまざまな効果を生むということです。
今や、クラウド化、ソーシャル化、モバイル化は時代のキーワードとなっています。
救急医療にモバイルを活用する「99さがネット」や個人のアイデアや発想を取り上げる「有田地域活性化プランコンテスト」、各種全国コンテストで優勝した高校生のプレゼン発表会をまとめて行う「クリエイティブ高校生」、地元民の出番をつくる「佐賀にとろけるツアー」など、聞いているだけでも楽しくなる紹介がたくさんありました。
また、質疑応答で出たフェイスブックの注意点として、GPS機能は常時ONにしない、酔っ払った状態で書かない、明日、新聞の記事なると思って書け、というのは印象に残りました。