動画編集研修
高等学校教育研究会情報部会の研修会が、11月26日(月)に宮崎大宮高等学校コンピュータ室を会場に開かれました。
今回は8月に行われた全国高等学校情報教育研究大会(千葉県)で好評を博した能城茂雄氏(都立足立高校教諭)をお呼びして、アドミプレミアを使った映像制作をメインに、取り組みの報告(午前)とそのワークショップ(午後)という内容でした。
「生徒をその気にさせて、教員も楽しむ映像制作ー上野高校における2年間の映像制作記録」というタイトルで、普段、目にしているテレビコマーシャルを題材に、生徒達自らでそのコピー版を制作するといったものでした。
1年の時に履修した教科「情報」の知識やスキルを基礎に、2年次になって生徒達自身が企画から撮影、編集までやったという取り組みです。
その一連の作業のなかから、生徒達の積極性やチームワーク、思考力が高まったという報告でした。
教師は撮影時のポイントや道具の使い方、編集の入り口を例示するだけで、すべては教えず、あとは生徒達自身に考えさせたそうです。
その流れができると、自発的な行動が発生し、積極的に取り組みはじめ、完成や評価からは自信が生まれ、さらに次の意欲へとつながっていったということです。
そのCM制作は何度見ても飽きないものでした。また、文化祭での映画制作と上映に向けての取り組みの報告も感動的でした。その様子は先生のブログで見ることができます。
教科「情報」をベースに生徒達に生きる力を培う優れた実践例だといえるでしょう。
課題としてあげられたのは、やはり時間の確保と機材の調達(ほとんど先生の個人所有)、企画内容などでした。
ニコニコ動画やユーチューブなど動画での情報発信が当たり前になりつつある現在、「情報」の授業での映像スキルはある程度、必須といえるのかもしれません。
午後のワークショップでは参加された先生方も、アドビプレミアを使って、四苦八苦しながらCM制作をされていました。
追加:以前新しいプレゼンでpreziを紹介しましたが、能城先生からはimpress.jsを使ったソフトを紹介されました。