特別支援学校での取り組み

IMG_5921第1回教育ICT研修会は5月15日(水)「ICTを活用した学習支援とその発展性 」と題して、小坂征史氏(赤江まつばら支援学校)に報告していただきま した。

先生の勤務校は病虚弱児を対象とした特別支援学校で、そこで高等部の英語の授業を受け持たれています。今回は、脳性まひによる肢体不自由など重複の障害を持つ生徒に対する授業実践の報告でした。

これまで十分な授業を受けてこられなかった生徒へICTを活用することで集中力や持続力を高め、学力をkosaka01身につけさせることができたという取り組みです。そのためにさまざまな工夫が凝らされています。

具体的には、紙媒体からデジタル中心に代えることで机の煩雑なスペースや介助の煩わしさから解放され、さらにGoogleが提供する無料の双方向 Webサイトを活用し、自宅学習も可能にしたということです。

そのGoogle Siteの紹介は興味を引くものでした。先生の言われるように 、これは一般にも展開でき、その作成法に参加者は関心を持ったようです 。また、QuizletIMG_5919などの実際使われている無料の学習ソフトもたくさん紹 介され、その熱意が伝わってきました。

協議のなかでは無料アプリやサイトの限界性や教材予算の問題、さらに教育現場でのICT普及の課題などが上がりました。やはり研修やICT支援など とセットで導入がされないとなかなか定着は難しいようです。

先生から問題提起のあったタブレットの教育現場への導入と活用法などに ついては今後も協議していくことになりそうです。