iPad活用による体育の授業
第2回教育ICT研修会は7月10日(水)「iPad活用による体育の授業」と題して、森 億氏 (宮崎大宮高等学校)に報告していただきました。今回は初めての試みでライブ中継しました。
先生がiPadを使用する場面は、現在、体育の授業、保健の授業、部活動(バスケット ボール)、講演会やクリニックなどだそうです。
またその理由として、1,伝えやすい(イメージ化)、2,確認しやすい(自己評価 )、3,教え合いがしやすい(仲間意識)、4,手軽である(スピード化)をあげら れました。
使用機材では、画面切換機やスピーカーを重宝しており、使用アプリでは Dropbox,Evernote,Youtube,ibooks,keynote,cochmyvideoなどを使われるということで す。
体育の授業、保健の授業では、動画で動きを分析、指摘をし、理解させ、また様々な 画像を用いて人体の仕組みなどを説明されています。
部活動ではスコアー(情報収集)、ビデオ分析、戦略ボード、モチベーションビデオ 、フィードバックなどに使っておられます。
また、ゲシュタルト心理学を用いて様々なクイズを出されましたが、私たちがいかに 常識や既成概念、偏見にとらわれているかが思い知らされました。
脳の揺らぎや意識と無意識の話では「運動準備電位(リベットの実験)」を提示され 、私たちの行動や欲望が意外に無意識(脳の電位が早い)にやっていることがわかり ます。
しかし、そのような説明はICTを使うことで非常にやりやすくなるということでした。
協議のなかでは、ICTと脳生理学との関係などに話が及びました。また機会があれば、 その方面の話もじっくりお聞きしたいと思ったところでした。