多機能検索ソフト「XDIR」

第6回教育ICT研修会が 3月12日（水）にあり、「高速・多機能・検索ソフト『XDIR』による教材作成＆『アニメを作るしくみ』を創る」と題して、武石秀男氏（本NPO会員）に報告をしてもらいました。

元物理の先生でもあり、プログラム作成が趣味ということもあって、これまでの歩みの紹介は、実に面白くすごい作品群の紹介でした。

「百使う楽しみは、一創る楽しみにしかず」「根っこは効率化グローバル化から最も遠いところで機能している」「電脳も科学も遊びから」という氏の哲学に基づくプログラミングは見ていて実に楽しいものでした。

基本を理解してこそ、その楽しみが味わえるとして、そのためにビット、ドット、バイト、ピクセルなどの基礎概念をしっかり理解することが必要だということでした。

それらを基礎に苦労しながら作成してこられたかつてのゲームやアニメーション、そのプログラムソースの紹介、MSDOS時代から作成してきたという「XDIR」の最新バージョンや物理の教材作成、それを貼り付けたプレゼンテーションなど、手作りの楽しさがよく伝わってくるものでした。

不便さ、貧困さの時期にこそ、生涯最高のスキルアップがなされるという氏の言葉を噛みしめる必要がありそうです。また、氏の持論である「影」の部分への想像力もICTをとらえる意味で大事な視点でしょう。

協議のなかでは、大容量の記録媒体の中身を管理する意味やプレゼンテーションでのキャッシュ利用、C言語はグループでの作成が困難であること、プログラミングとユーザーインターフェイスとのギャップなどが課題としてあげられました。

氏の紹介Webサイトは下記です。

ぜひ、一度ご覧ください。