eラーニングを無償提供
ICTを活用し宮崎県内の特別支援教育・へき地教育を支援
~日本数学検定協会公認の動画を用いたeラーニングの効果実証研究を開始~
NPO法人みやざき教育支援協議会(以下、MESC)は、宮崎県内の心身にハンディキャップのある中高生やへき地、郡部に住む中高生を対象に、数学の動画コンテンツホルダーである『ユニバーサル数学』をeラーニングサービスとして無償提供いたします。
この取り組みには、公益財団法人日本数学検定協会(東京都台東区、清水静海理事長。以下「同協会」)と株式会社教育情報サービス(宮崎市、荻野次信社長。以下「KJS」)が協力を快諾していただきました。
MESC、同協会およびKJSの3者は、研究結果を共有し、特別支援教育・へき地教育に対するeラーニングの有効性を共同研究することになります(研究期間=平成27年4月~平成28年3月)。
地方創生が叫ばれるなか、地方の課題として子どもたちの教育機会の格差があげられています。この課題に対し、インターネットを用いた学習形態であるeラーニングはその解決策の1つです。
また、心身のハンディキャップにより学習の機会を制限されている子どもたちにとっても、端末さえあれば「いつでも」「どこでも」「何度でも」学習できるeラーニングは有効な学習法となります。
今回、MESCが無償提供する「ユニバーサル数学」は、同協会公認の動画コンテンツ群で、数学を学習する上で質の高い教材です。また、これらの動画をKJSが提供する学習管理システム(ThinkBoardラーニングマネージャー)を通して視聴することで、子どもたちの学習履歴や視聴ログを蓄積することができます。
MESC、同協会およびKJSの3者は、蓄積された教育ビッグデータを分析・研究することにより、個別的または地域的にハンディキャップのある子どもたちを対象に、eラーニングの教育効果を検証することになります。
この日本初の「ハンディキャップのある子どもたちへのeラーニングサービス無償提供と教育ビッグデータ検証」の取り組みは、今後の地方創生、ICT活用教育の実証事例となることが期待されます。
【募集内容】
参加資格:宮崎県内の学校に在籍する生徒(先生および保護者の承諾を得ること)
募集定員:県内全域で400名
応募方法:参加申込書をFAXまたは郵送で受付(学校、団体単位で申込、個人は不可)
募集締切:6月30日(地域やハンデキャップの種類などを考慮し選択する。7月初旬に連絡)
使用機器:学校、施設、個人で準備
受講場所:学校、自宅、病棟、学習支援施設など(インターネット環境のある場所)
【スケジュール】
4月~ 募集開始、4月20日より受付、ユーザー登録、ID,パスワード発行
7月~ Eラーニング開始、学習者交流サイトで質疑応答、アドバイス、LMSで学習履歴を記録
~翌年6月 初回ログオン時より1年間でライセンス消滅(必要に応じて継続あり)
7月~ 数学検定受検、合否連絡、アンケート調査
【お申込み・お問い合わせ先】
〒880-0032 宮崎市霧島4丁目1-2セントパーク206
NPO法人みやざき教育支援協議会事務局 担当:川崎 郁夫
Tel・Fax 0985-41-4451または0985-29-2949(平日9:00~16:00)