生活困窮世帯の学習支援
独立行政法人福祉医療機構(WAM)の平成27年度社会福祉振興助成事業に、当法人の「生活困窮世帯の学習支援事業」が採択されました。
昨年、地元宮崎日日新聞での連載記事「だれも知らない」で県内の生活困窮世帯の実態が明らかにされ、話題になりました。また、昨年4月に「子どもの貧困対策促進法」が施行、8月に「子供の貧困対策大綱」も閣議決定され、さらに今年4月から「生活困窮者自立支援法」も施行されました。
経済格差、地方格差は教育格差をさらに拡大させています。宮崎県は全国的にも低賃金、長時間労働で、しかも非正規雇用が多く、離婚率さらには母子家庭の多さでも高い水準にあります。さまざまな要因がありますが、生活保護世帯数や生活困窮世帯が増え、負の連鎖から「子どもの学習支援」は待ったなしの状況です。
そこで、私たちのこれまでの活動や強みを活かし、できるところから学習支援をすることになりました。現在、各関係組織と連携と取りながら、行政機関や社会福祉協議会などの関係機関を案内して回っています。
「MESC倶楽部(塾)」として3会場をお借りし、週1回(3時間)、eラーニングを中心に数学検定試験やMOSマイクロソフト資格認定、さらに中途退学者の高等学校卒業認定試験対策などの学習支援を行っております。
今年度末までの助成事業ですが、その後も継続して学習支援ができるように、ネットワークを広げていきたいと考えております。
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