ニンテンドーDS教室

普通科高校での第2回校内ICT研修会を期末考査の午後に行いました。

前回20名以上の参加があったため、今回もそれぐらいの参加者を期待していたのですが、諸会議や振替休日等と重なって11名の参加でした。

研修の内容は以前より案内していたニンテンドーDSを使った授業ということで、福岡と鹿児島から業者の方に来ていただいて説明してもらいました。

カタログには「ニンテンドーDS教室は、専用のニンテンドーDSiLLと専用のPCを使って、無線で先生と生徒が繋がるシステム」と書いてあります。

「先生は生徒の学習の進行状況をリアルタイムに把握でき、クラスの状況にあった授業を進めることができる」といううたい文句です。

実際に20台の端末を使って、理解度を調べる小テストから、カメラ・手書きボードでの写真や絵コンテの作成、英語のヒアリングテストなどを受講者に体験してもらいました。

スクリーンには先生機の画面をプロジェクタを通して写し、リアルタイムで受講者の画面やテスト結果のグラフ化などがわかるようにセットしてあります。

ハンディなこと、無線であること、操作が簡単であること、機能が豊富であること、問題作成がエクセルで作れること、など工夫と実践次第でいろんな取り組みが可能なようです。

1時間という短い時間では、ホンのさわりの部分しか体験できませんでしたが、その用途は広いと感じられました。

先生方にその感想を聞いてみると、反復学習や自学学習には使えそうだという意見や思考重視の高校ではどうだろうかという疑問視する先生、また、やはり紙への手書き答案が生徒の実態をより把握できるという意見などがありました。

ただ将来、高校向けのコンテンツが開発され充実してくると、小物だけに機械を使っているという感覚なしに授業が行えるのではないかと思えました。予算的にはパソコン教室Ⅰ教室分の金額で普通教室3教室分は整備できる計算です。

後日、参加したかったという先生方もいて、今後も継続的にICT研修会を入れていこうと思いました。