学校ICTを支えるネットワーク
2011年度第2回教育ICT研修会は7月13日(水)「学校ICTを支えるネットワーク」と題して、アライドテレシス株式会社九州支社の長田徹氏の話をお聞きしました。
氏はシステムエンジニアとして学校現場の状況にもお詳しく、その報告は実態に則して、とても参考になるのもでした。内容は以下のとおりです。
1、学校ICTの現状
2、ICTの利用目的と用途
3、ICTを安全に利用するために
-ネットワーク側での対策ー
-利用者への意識付けと教育ー
4、今日のInternetとセキュリティ
5、IPv6とセキュリティ
6、教育現場で起きているICTにまつわるトラブル
内容が濃すぎてうまく整理できませんが、IPv6のセキュリティに関して、それに対応したルータがまだ普及していないことや、無線LANではWEP解読は簡単にできること、チャンネル干渉によるトラブルが増え続けていることなど、今後の認証や暗号化対策について考えさせられました。
また、校内LANのトラブルに関して、ループ発生によるサーバ機のダウンや個人持込PC対策など、ハブやルーターの最新技術で対応できることなど、早速、使ってみたいと思ったところです。
ネットワークの利活用が増えれば増えるほど、情報漏洩とセキュリティ対策は重要課題となります。ただ、ネットワーク環境が複雑、高度、大規模になり、学校現場での管理に、もはや先生方が対応できる範囲を越えていると痛感しました。
量から質への転換は掛け声だけではなかなか進みません。効率的な予算配分で宮崎の教育現場もネットワーク環境が充実できればと思います。