役立つ喜び

本日、「さき織り同行会」の方がお見えになり、ご寄付をいただきました。ありがとうございます。

脳梗塞により左半身麻痺になり、リハビリを続けておられたそうですが、これ以上は向上が難しいということで、家に引き込まれていたそうです。

ある時、「らいふのパン」でさき織りに出会い、興味を持って何度か挑戦され、作品を作り上げられました。(さき織りギャラリー参照)

それに指導されている方がカレンダー写真を添えて展示していたところ、購入者が現れ、何点が売れたそうでです。その一部を学習支援に使って欲しいとお見えになったのです。

何もできないと沈んでおられたその方は、「自分でもお役に立てる」と自信を回復され、織ることが楽しくなり、今では宮崎市内から木城までバスで行かれて練習を重ねられているそうです。

さき織りは古布を裂いて織りますが、裂いて織ることで、癒しや充実を感じ、手足の訓練や脳への刺激で、不自由な身体が少しづつ改善していったと言われていました。

生きづらさを抱える子どもたちにも「さき織り」は活かせるのではないかという話しにもなりました。いろんな体験や学習支援に役立てて欲しいということでした。

「どんな人も可能性を秘めているので、諦めないで頑張って欲しい」ということばが印象に残りました。