リアル熟議

今年もよろしくお願い申し上げます。

正月のおとそ気分も消えない1月2日に鹿児島市で「リアル熟議SATSUMA」が行われ、参加してきました。

第一部はトークセッションで「いま、僕たちの考えるべきこと~10代の危機感/20代の希望~」をテーマに、鹿児島の高校生、県外の大学生、大手企業の社会人、国家公務員、落語家の方5名がキャリアトークを交えながら語っていました。

学ぶ意味がわからないとする高校生や働く意味を模索する大学生、企業や公務員という立場でやりがいを見い出そうとする社会人、落語家という特殊な職業での感性(ビラビラと表現)の必要性など、それぞれがとても参考になる話でした。特に「学びのモチベーション」については面白い意見がたくさん出されていました。


第二部はそのトークセッションを受けて、リアル熟議が行われました。「教育・就職・鹿児島で生きること」をテーマに、ワールド・カフェなど対話の手法を活用しながら、気軽で、楽しく有意義な討議が展開されました。

前回も感じましたが、異世代、異業種、異なる生活場所の人たちが混じり合ってグループセッションが展開しますので、発想や感想が新鮮で、結論は出ませんが、豊かな時間を感じることができます。年配者がわかい世代に学ぶ場になっているような気もします。

そして今回は「鹿児島という地域」にこだわる意味もいろいろ出され、この場をもっと面白くしていこうという世代を超えた熱さも感じさせられました。

ファシリテーターのすすめ方のうまさがあるのかもしれませんが、何か、こういう場が日常的に欲しいという意見も出され、おでん屋、温泉、カフェ、この熟議など、自由に話せる場所をみなさん求めているのだなあと思いました。

今回はマルヤガーデン7階の小部屋でしたが、定員45名と限定されていましたので、逆にそれがゆっくり、じっくり話せる場になったのかもしれません。

さて、3月3日(土)は宮崎でこの「リアル熟議」を開催します。今からどんな意見が飛び出すか楽しみです。鹿児島もそうですが、やはり連続して3回ぐらいはやりたいですね。