タブレットPCを整備
2012年度第1回教育ICT研修会が、5月23日(水)に開かれました。「教育の情報化ビジョンについて」と題して田代晃一氏(県教育委員会学校政策課)に話をしていただきました。
プロフィールを紹介された後、国の情報化計画の背景にグローバル社会における情報活用能力の立ち後れ(危機感)があるとして、1情報教育、2教科指導における情報通信技術の活用、3校務の情報化の3点から教育の情報化が進められているということです。
それらを受けて県では、第二次宮崎県教育振興基本計画のなかに教育の情報化を重点項目にあげ、次のような具体的な整備を行うことになったようです。
予算額:8,764千円(5年間リースの半年分)
事業期間:平成24年度から平成25年度
事業内容:普通教室LAN整備とタブレットPC40台の整備(2年間で18校)
具体的活用場面では、タブレットPCと小型LEDプロジェクタ利用による板書の補助や、情報探索ツールやグループ学習、プレゼン活用などに加えて、eラーニングでのドリル学習、小テスト、また動画配信やテレビ会議なども想定しているということです。
また、コンピュンター室のサーバ機にLMS(学習管理ツール)を導入して、ユーザー、教材、学習状況、成績などを管理する仕組みも仕様に入れているそうです。
協議のなかでは、プロジェクタの常設を望む声や、研修、サポートの必要性なども出されました。またプログラミングでは従来のキーボードは欠かせないことバッテリーや貸し出しも含めた保守管理のあり方、タブレットPCの限界性なども指摘されました。
いずれにしろ、この整備により高等学校のインフラが大きく前進することは否めません。これらをいかに活用していくか、この会もそのお手伝いができればと思いました。